高血圧の原因は肥満化も?
高血圧の患者をみると、太っている人が多く見られます。
これには、高血圧と肥満の関係性が起因しています。
肥満の人の高血圧の発症率は、そうでない人のおよそ2〜3倍高いといわれています。
肥満には2つのタイプがあります。
女性によく見られる、皮膚の下に脂肪がつく皮下脂肪型肥満と、男性に多く見られる、内臓に脂肪が溜まる内臓脂肪型肥満です。
高血圧に注意しなければならないのは、後者の人です。
お腹が大きいひとや、いわゆる隠れ肥満の人は注意しましょう。
内臓脂肪が多いことで血液量が増加しますと、心臓から血液を送り出すために強い力が必要になるため、血圧が上昇してしまいます。
また、インスリンに対しての抵抗性が高まることで、糖の代謝が正常に行われなくなってしまい、血圧を上昇させます。
肥満の人の血液をみると、血液中に多くの脂質がみられます。
そのため、血液はドロドロになっており、本来のサラサラの血液と違って流れにくくなっています。
そのうえ、体脂肪によって血管が圧迫された状態になっていますので、そこにドロドロの血液を流すには、心臓が血液を送り出すために大きな負担がかかります。
そうしたことが、高血圧の原因となるのです。
肥満で高血圧の人にみられる特徴があります。
それは、体重を落とすだけで高血圧が改善することです。
肥満の人が1kg減量すると、血圧はおよそ2mmhg下がるといわれていますので、適正体重に戻すことは、両者ともに非常に有効な手段となるのです。
注意すべき点は、肥満は高血圧だけの原因ではないということです。
脂質異常症や糖尿病など、他の病気との合併パターンも多いのです。
こうした生活習慣病は、悪しき生活習慣の繰り返しが病気を生み、育てていきます。
無自覚や放置は、悪化の一途をたどる最大の原因となりますので、意識的に生活習慣を改善しましょう。
改善ポイントは、有酸素運動を中心にして、ゆっくりと減量していくことです。
あまり無理をすると心身に影響を及ぼしますので、食事療法と平行して無理をしすぎないように減量に努めて、同時に高血圧の改善を心がけましょう。
肥満を解消して高血圧改善ができる商材
スポンサー広告
高血圧対策
|