美味しく食べて高血圧を治しましょう
高血圧の治療のなかでも、食事療法はもっとも効果が高いといわれています。
「毎日の料理が高血圧を救う」といっても過言ではありませんので、どのような料理を作ればいいかの知識をつけておきましょう。
まずはじめに、みなさんが誤解されやすいことは、減塩についてです。
高血圧だからといって、極端な薄味や油分が一切ないような料理を作る人をよくお見かけしますが、これは間違いです。
大切なことは、体の老化を食い止めることです。
毎日の食事で、人は新しい細胞や柔軟性のある血管を作り出しているため、それを阻害しないように栄養素を摂取すべきなのです。
もちろん、高血圧には塩分の過剰摂取は厳禁ではあります。
しかし、美味しさを感じないような料理では、食事に対してストレスを感じてしまうだけですので、そこまでの減塩をする必要はありません。
料理の味付けの際には、塩やしょうゆを控えめにしてダシのうまみを活かすようにしたり、酢やかんきつ類を料理に入れたり、多くの塩分を含む漬物や干物などの保存食、かまぼこやハムなどの加工食品は控えるようにしたりと、減塩のための工夫は他にもたくさんあります。
そうした工夫で減塩をして、美味しく食べられるようにしましょう。
また、野菜を摂取することは栄養をとるためにも必要なのですが、新鮮な野菜をたくさん食べることは減塩にもなります。
新鮮な野菜に多く含まれるカリウムには、体内の余分な塩分を排出するはたらきがあるためです。
高血圧の人にとって、野菜の摂取は減塩と同じぐらい大切なのです。
しかし、栄養をとるためだからといって、食べ過ぎには気をつけてください。
肥満は高血圧と併発しやすいため、高血圧の患者のなかには肥満の人が少なくありません。
そうした傾向にある人は、低カロリーの料理を中心にして、体重に注意しましょう。
適正体重を維持するだけで、血圧が安定する可能性もあります。
高血圧対策となるイキイキとした柔軟性のある血管をつくるためには、青魚の摂取が有効です。
また、水分をこまめにとることで、血液の粘度を高めないように気をつけましょう。
体の老化を防ぐ活性酸素から身を守るためには、なすの皮やブルーベリー、トマト、鮭、にんじん、ごま、緑茶などが有効ですので、こうした食材を使って料理をするとよいでしょう。
高血圧にとって何より大切案ことは、ストレスをかけないことです。
ストレスも血圧を上昇させる原因でありますので、厳しい食事療法によってストレスを感じるよりも、美味しい料理でストレスを解消しましょう。
高血圧の食事について書かれた書籍
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高血圧対策
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