肺高血圧症の症状と治療について

肺高血圧症の症状と治療について

高血圧のなかに肺高血圧症というものがあります。

 

この肺高血圧症は、肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなる状態のことをいいます。

 

肺動脈は、心臓から肺へ血液を送る血管でありますので、この部分の血流が悪くなってしまうことで、血液が流れ込む右心室に負担がかかります。

 

右心室への負担が続くことで、右心不全となり、全身の血流の循環に支障をきたすのです。

 

肺高血圧症の症状としては、息切れや呼吸困難、動悸、めまいなどです。

 

また、発汗や排尿にもその影響が及ぶといわれています。

 

最初に病院の受診をするきっかけとなる症状に、息切れが多いのですが、実は、この息切れという症状を感じた時点で、すでに肺高血圧症が進行してしまっている状態なことがほとんどなのです。

 

医師が胸部X線写真や心電図、心エコー・ドップラー検査、聴診所見などの検査をして、肺高血圧症と断定した場合、その進行状態に応じたところから治療が開始されます。

 

治療内容としてはおもに、心不全状態を改善させることと、血管の拡張による肺動脈圧の低下です。

 

以下に記載しております症状に心当たりがある場合には、なるべく早期の受診と検査をお勧めします。

 

 

〈おもな症状〉

・動くと息切れがする
・動悸
・食欲不振
・疲れやすい
・下肢のむくみ
・疲れやすい
・胸が痛い
・失神

 

 

肺高血圧症なかには、難病指定を受けているものもあります。

 

それは、原発性肺高血圧症と慢性肺血栓塞栓症の2つです。

 

この2つの病気の日本の患者数は、およそ100万に1人といわれており、患者数が非常に少ないことも治療法が確立されない原因のひとつです。

 

 

僧帽弁疾患や短絡性先天性心疾患などを基礎疾患とする肺高血圧症などは、改善法が見出されていますので、それぞれの処置を施されます。

 

他にも改善法が見出されている肺高血圧症はありますので、それらの場合は原因ごとに対応した外科的治療や内科的治療を受けることになるでしょう。

 

肺高血圧症の場合、呼吸不全を伴うことが多いため、日常生活のなかでも呼吸の練習をしておくことがベストでしょう。

 

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