高血圧対策には毎日の有酸素運動
高血圧患者の多くの人に、運動不足であるという特徴がみられます。
活動量が低い人は、高血圧になってしまう危険性が高いといわれています。
そういった人は肥満や高脂血症も併発しやすく、果ては脳卒中、心筋梗塞などの死に至る病に冒される恐れもあります。
運動不足は高血圧だけでなく、他の生活習慣病の元でもありますので、運動の習慣づけが非常に大切です。
これまでの研究により、軽い運動を毎日継続することで、高血圧患者の血圧を下げることが証明されていますので、無理なく継続させるようにしましょう。
では、なぜ運動が血圧を下げるのでしょうか?
人は運動をしている最中は血圧が上がります。
体がポカポカと暖かくなり、頬が赤らむのは、血液の循環が良くなって血流量が増加しているためです。
このため、高血圧の人のなかには、運動をすることで血圧が上がってしまう不安を感じられる人が少なくありません。
しかし、有酸素運動を長期間繰り返し続けることで、血圧を下げる作用があることが認められています。
継続していくことで、高血圧の人は収縮期も拡張期も血圧が下がっていくのです。
それでは、どのようなスポーツが有効なのでしょうか?
代表的なものでは、ウォーキングです。
1日30分程度、軽く汗ばむ程度の強度で早歩きをすることが理想的だといわれています。
毎日することが厳しければ、2日に1回でもよいでしょう。
他にも水泳やサイクリングなども有効ですので、ご自分の生活習慣に合わせて選択されることをお勧めします。
通勤や犬の散歩などを利用して、体を動かす習慣を設けられると継続しやすくなります。
無酸素運動は控えてください。
腕立て伏せや懸垂、重量挙げなど、瞬間的に息を止めて力を絞り出すものは、一時的に血圧を上昇させてしまいますので、高血圧の人は注意しましょう。
適度な運動は高血圧だけでなく、心肺機能の向上や血行促進などの効果も期待されます。
継続していくことで、高血圧が治るだけでなく、肥満や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病にも効果を感じられることでしょう。
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高血圧対策
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